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その筋の人にしか何の話か分からないでしょうし、 その筋の人にもあまり参考にならないとは思いますが、 一時ファイルについての私の方針を簡単にまとめてみました。

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一時ファイル (temporary file) のファイル名は以下の規則に従ってつけ ることにしています。この規則に従っている限り、一時ファイルがあちこ ちのディレクトリに散らばっていても、簡単にまとめて消せます。もちろ ん他の人に命名されたファイルには注意が必要ですが。

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ファイル名の命名に悩むときは、とりあえず "a.tex", "a.pl", "a.c" と いったファイル名で書き始めて、しばらくしてから適切なファイル名に変 えます。ある程度書くと、しっくりする名前も決められるようになってい るはずです。

最初に命名に悩むよりは、とにかく書き始めることが重要と思うのです。 そんなわけで、学生のころからこの一時ファイルの命名規則に従っていま す。問題は、ファイル名を変え忘れてほったらしになってしまったとき。 まあ、気をつけてはいますが。

ちなみに、"a1", "a2" は 「対象ファイルになんらかの処理をした後に差分をとる」 ときに使っています。 対象ファイルそれぞれに処理を施した後のファイル名を "a1", "a2" に して、diff で差分をとります。以下に例を示します。

% hukuzatuna-filter.pl komatta.data > a1
% hukuzatuna-filter.pl maitta.data > a2
% diff a1 a2
...

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なぜ、一時ファイル名が "a" 始まりかというと、 単にアルファベットの最初の文字だからです。

例えば "f" や "y" から始まると、後から見たときに、何か意味があるか もと思ってしまうかもしれません (いや、まあ、なれてしまえば別に問題 ないんですけどね)。ところが、"a" だと、アルファベットの最初の文字 ということで、他の意味がなさそうだから安心なんですね。根拠薄いです けど。

それに、アルファベットの最初の文字なので、ファイル名でソートすると 比較的上位に出てきます。ファイル名一覧のときなどにちょっと嬉しいで す。

だったら、"A" でいいじゃん、とか、数字でいいじゃん、などと言われそ うですが、"A" はシフトキーを押さなきゃならないし、"0" や "1" のよ うな数字はキーが遠いので、手首の悪い私には適さないのです。それに、 数字は shell との兼ね合いもあるので (例えば、引数がいっぱいついた "1.pl" を "!1" で再実行しようとしても...)。

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さらにローテクな話で恐縮ですが、最近は、ホームディレクトリの "a" (Linux マシンの "/home/yto/a") というファイルを Windows とのテキス トデータの受渡しに使っています。Samba で Windows からアクセスし meadow や xyzzy などのエディタで読み書きしています。

URL やら Web 上のテキストの切抜きやら Word 文書の一部やら、 そんなデータを受渡ししています。

結局、なんだかんだいってこの方法が一番手間がかからなくて楽かなと思って います。